東京よ、加速せよ。

お知らせ

【レース速報】エリート男子はクアルトゥッチ、エリート女子は小林あか里が優勝!

東京2020大会・自転車ロードレースのレガシー大会として「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」が、7月13日、東京・多摩地域で開催。エリート男子はロレンツォ・クアルトゥッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)、エリート女子は小林あか里(Mtd Ladies)が優勝を飾った。

■エリート男子

2023年12月に続いて2回目の開催となった「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」。エリート男子のコースは、武蔵野の森公園(調布市・府中市・三鷹市)をスタートし、前半は東京2020大会の自転車ロードレースと一部同じコースを走った後、後半は青梅市内の周回コースを4周し、最後はJR青梅駅前にフィニッシュする133.8km。沿道13市の協力のもと一般道で大規模な交通規制を行い、開催が実現した。

また、今大会からUCI(国際自転車競技連合)公認の国際大会となり、海外から7チームが参戦。国内9チーム含む計93選手がスタートした。

レースは序盤から多くの選手がアタックを試みるが、なかなか逃げが決まらず。中盤で14選手の逃げ集団が抜け出すと、メンバーを入れ替えながら青梅の周回コースに突入する。

周回3周目の山岳賞に向けての上り坂区間、逃げ集団内での新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)のペースアップに続いて、チームメイトのクアルトゥッチがアタック。これにベンジャミ・プラデス・レヴェルテ(VC FUKUOKA)のみがついていく。

この2人が最後まで先頭を守り切り、ゴール前スプリントをクアルトゥッチが制した。3位にはクアルトゥッチのチームメイトのキリロ・ツァレンコが3位に入り、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニはワン・スリーフィニッシュ。後続集団のスプリント争いを制した沢田時(宇都宮ブリッツェン)が日本人最上位の4位に入り、山岳賞を獲得した。

【リザルト】エリート男子

1位 ロレンツォ・クアルトゥッチ (ITA) ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ 2:46’29”

2位 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ (ESP) VC FUKUOKA +3″

3位 キリロ・ツァレンコ (UKR) ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ +24″

4位 沢田時(JPN)宇都宮ブリッツェン +1’12”

 

■エリート女子

PHOTO:GRAND CYCLE TOKYO実行委員会

エリート女子のコースは、青梅の周回コースを2周し、JR青梅駅前をスタート・フィニッシュ地点とする33.5km。国内の有力選手17選手が出走した。

1周目から、山岳賞に向けての上りで現・全日本チャンピオンの小林あか里(Mtd Ladies)、東京2020大会代表の金子広美(三重県自転車競技連盟)らが積極的にペースを上げる。これに数選手が粘って食らいつくが、2周目にはこの2選手の争いに絞られる。

最後は2選手によるスプリント争いとなり、小林が優勝を飾った。2位は金子、3位には前大会優勝の渡部春雅(Liv Racing Japan)が入り、表彰台に上がった。

前大会とは異なる新たなコースでの開催となったが、コースとなった青梅市の沿道には多くの観客が詰めかけ、大会を盛り上げた。

【リザルト】エリート女子

1位 小林あか里(Mtd Ladies)0.56’17”

2位 金子広美(三重県自転車競技連盟)+1″

3位 渡部春雅(Liv Racing Japan)+56″

PHOTO:GRAND CYCLE TOKYO実行委員会